意外と知らないハンカチへのアイロンがけ! かけ方のコツを解説!


毎日使うハンカチがしっかりとアイロンがかかっていると気持ちがシャキッとします。また、気に入ったハンカチを使うと気持ちが良いものです。しっかりとアイロンがけをしたハンカチなら、急にハンカチを同僚や友達に貸すときも喜んで貸すことができるでしょう。しかし、アイロンをかけたつもりでも、たたんだときに四隅(よすみ)が合っていない、しわがとれていないなどもよくあります。ハンカチへのきれいなアイロンのかけ方を知って、明日から気持ち良くハンカチを使いましょう。

  1. アイロンをかける前に知っておくこと
  2. ハンカチをきれいにアイロンかけするコツ
  3. いろいろな種類のハンカチにアイロンをかける

1.アイロンをかける前に知っておくこと

1-1.アイロンがけの苦手意識をなくす

アイロンがけは、主婦が嫌いな家事の第1位と言われています。アイロンやアイロン台を用意するだけで面倒(めんどう)と感じるのでしょう。また、掃除や料理などをしているとアイロンがけはどんどん後回しになります。確かにワイシャツやブラウスのアイロンがけは時間がかかるため、まずは簡単なハンカチから始めましょう。数枚のハンカチのアイロンがけなら、ほんの数分で終わります。音楽などを聞きながらアイロンかけを楽しみましょう。

1-2.アイロンがけの準備する

まず、アイロンに必要なものを準備しましょう。アイロンとアイロン台のほかに、霧(きり)吹きも用意します。必要な方はスムーザーもあるとよいでしょう。アイロン台がない方でも、代わりにたたんだバスタオルを使うことができます。木綿製のカバーの座布団や布団なども代用できるでしょう。アイロンのスイッチを入れる前に、適正な温度設定をしてください。アイロンの温度をハンカチの生地に合わせましょう。

1-3.基本的なアイロンのかけ方

基本的なアイロンのかけ方は次のような手順です。アイロンを左手で持ち、生地の縫(ぬ)い目を軽く引っ張りながらかけます。アイロンは常に直線に動かしてください。アイロンを曲線をかくように動かすなら、しわができるからです。アイロンの先が浮くイメージでアイロンを動かしてください。アイロンの先に力を入れて使うと、生地にしわができやすくなるので注意しましょう。この基本的なアイロンのかけ方は、ほかのアイロンがけにも応用できます。

アイロンがけは苦手意識を持っている人が多いんですね。
はい。ですから気力があるうちに行いましょう。

2.ハンカチをきれいにアイロンがけするコツ

2-1.ハンカチの布目(ぬのめ)を見る

では、実際にハンカチにアイロンをかけてみましょう。まず、ハンカチ全体に霧(きり)吹きで水をかけます。ハンカチを広げて、布目(ぬのめ)を見ましょう。両手でハンカチの両端(りょうたん)をもって、横に引っ張ってください。生地が伸びない方向が、たて糸の方向になります。伸びないたて糸を上にしてアイロン台におきましょう。伸びるよこ糸にそってアイロンをかけると、生地が伸びてしまいます。生地が伸びるなら、ハンカチの形がいびつになるので気をつけましょう。

2-2.両角(りょうかど)を決める

ハンカチのアイロンがけは、かける順番を間違えないことが大切です。ハンカチのふちと中央とを分けてアイロンがけしてください。ハンカチは中央からアイロンをかけると形がくずれるため、最初にハンカチのふちにアイロンがけをしましょう。まず、アイロンの先を使って、両角(りょうかど)をきれいにアイロンで押さえます。こうして、右上、左上とハンカチの角をしっかりと決めてください。そして、ハンカチのふちをていねいにアイロンがけします。このような順序を守ると、ハンカチの角が整いきれいな形で仕上がるのです。

2-3.中央部分のアイロンがけ

ハンカチのふち部分のアイロンがけが終わったら、中央部分のアイロンを始めます。ハンカチの中央から四隅(よすみ)に向けて、ていねいにアイロンをかけてください。アイロンがけが終わったら、きれいに四隅(よすみ)をそろえてたたみます。たたんだハンカチを保管するときにも注意してください。きれいにアイロンがかかったハンカチも保管の仕方が悪いとしわになります。

布目を見ることが大切なんですね。
はい。また、角からアイロンをかけていきましょう。

3.いろいろな種類のハンカチにアイロンをかける

3-1.刺繍(ししゅう)やプリントがないハンカチ

刺繍(ししゅう)やプリントがない木綿や麻、ガーゼなどのハンカチは、しわの状態に応じて霧(きり)吹きをしてアイロンをかけます。材質が違っても、基本的なアイロンのかけ方に変わりはありません。ただし、タオル生地のハンカチは、アイロンがけしなくても使えます。アイロンがけの練習をするときには、シンプルなデザインから始めてください。そうすれば、レースや刺繍(ししゅう)がはいった難しいアイロンがけも上手にできるようになります。

3-2.レースや刺繍(ししゅう)入りハンカチ

ハンカチの一部に刺繍(ししゅう)があるものは、アイロンを低音にして使いましょう。特に、刺繍(ししゅう)部分に対しては、そっとていねいにアイロンを動かします。スワトウと呼ばれる刺繍(ししゅう)が全面にほどこされているハンカチは、しわが伸びにくい性質があるので注意しましょう。その種類の刺繍(ししゅう)があるハンカチは、洗濯後完全にかわく前にアイロンをかけます。高温のアイロンを上から押し当てながら刺繍(ししゅう)のしわをていねいに伸ばしてください。また、レースがほどこされているハンカチは、当て布をして低温でアイロンかけをしましょう。レースの部分は熱に弱い可能性があるので、気をつけてください。

3-3.特殊加工やプリント加工のハンカチ

特殊加工やプリント加工のハンカチは、高温でアイロンがけをするとプリントがはがれることがあります。そのため、低温でアイロンをかけてください。特に、プリント部分は注意してアイロンをかけましょう。直接アイロンをかけずに当て布をして低温でアイロンをかけるとよいでしょう。このように、ハンカチの生地などに応じてアイロンをかけることで、アイロンでハンカチが傷むことのないようにできます。

ハンカチの種類によってアイロンがけの方法を変えることが大切なんですね。
はい。特に刺繍入りのものやプリントのものは温度に気を配りましょう。

まとめ

ハンカチに上手にアイロンをかけるために、まずはシンプルなデザインのものからアイロンがけを始めましょう。アイロンのかけ方は、

  • ハンカチの布目(ぬのめ)を見て、たて糸方向を上にしてハンカチを置く
  • ハンカチの四隅(よすみ)をアイロンでていねいに押さえる
  • ふちを最初にアイロンがけする
  • ハンカチの中心部から四隅(よすみ)に向かってアイロンをかける

といった順序で進めてください。

シンプルなハンカチのアイロンがけが上手にできれば、そのほかのデザインのハンカチもきれいにアイロンがけができるようになるはずです。ハンカチの生地に応じてアイロンの温度を設定しましょう。刺繍(ししゅう)のあるものやプリントのあるものには当て布を使ってください。こうして、ハンカチをていねいにアイロンがけするなら、使うたびに気持ちもよく、上品な生活を楽しむことができるでしょう。


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