オリジナルハンカチ制作時のポイントは? 印刷・名入れ方法について
毎日使用するハンカチは、何枚あっても困らないアイテムです。お気に入りのハンカチを使ったり、大切に保管していたりしているハンカチもあるでしょう。特に、記念日やお誕生日・イベントなど特別な日にオリジナルハンカチや名入れ刺繍(ししゅう)のハンカチを作ったらステキな思い出になります。自分用や友人とおそろいにするなど、オリジナルハンカチを制作する方は多いですよ。
そこで、本記事ではハンカチの制作方法やデザイン・業者選びのポイントなど詳しく説明します。理想的なオリジナルハンカチを作るためにも、ポイントを知ることが大切です。
この記事を読むことで、イメージどおりのオリジナルハンカチを制作するコツやポイントを知ることができます。ハンカチの印刷について知りたい方やオリジナル制作を考えている方は、ぜひチェックしてください。
1.ハンカチについて
ネーム入りハンカチといったオリジナルを制作する前に、ハンカチとは一体何なのか基礎知識を把握しておきましょう。
1-1.ハンカチの始まりは?
正式名称はハンカチーフで、現代ではハンカチと呼ぶのが一般的です。一辺20センチ~50センチの正方形の布を指しており、歴史は紀元前3,000年ごろまでさかのぼります。エジプト文明のころにはすでにハンカチが存在していたのです。また、ハンカチの形が正方形になったのは、フランスのルイ16世王妃マリー・アントワネットが統一させたことが始まりだといわれています。
1-2.ハンカチの魅力・用途
主に、ハンカチは身だしなみのアイテムとして使用されています。お手洗いの後に洗った手をふいたり、汗をぬぐったりなど水気をふき取るために使われることが多いでしょう。欧米では鼻水をかむときに使われることもあります。ハンカチの素材は麻や絹・綿などでできており、吸水性に優れているアイテムです。そのため、素早く水をふき取り、かさばらないので気軽に持ち歩くことができます。プレゼントとしてハンカチを大好きな人へ贈る人は多いですよ。
2.ハンカチの制作について
オリジナルのハンカチを制作する目的は、人によってばらばらです。では、一体どんな目的があって制作するのでしょうか?
2-1.主な制作目的
オリジナルハンカチの主な制作目的は、「ノベルティー」「記念品」「販促」「同人」の4つがあります。それぞれどんな目的なのか、詳しく見ていきましょう。
2-1-1.ノベルティー
ノベルティーは、企業が商品の宣伝を目的として、名称を入れて無料配布する記念品のことです。ハンカチなどのアイテムに企業の名前やロゴを入れ配布することで、宣伝効果が期待できます。より多くの人に企業の存在を知ってもらう目的ですね。また、企業だけでなく、店舗などもノベルティーとしてオリジナルハンカチを制作しています。
2-1-2.記念品
結婚・交際記念日や誕生日など、特別な日に記念品として制作するケースも多いです。一生に一度だけの日だからこそ、特別なものを作りたいでしょう。カップルや夫婦でおそろいとハンカチ名前入りを作るのもよし、家族や友人にプレゼントするのもよいですよ。記念品としてぴったりのアイテムといえます。
2-1-3.販促
製品やサービスを多くの人に広めるためにセールスプロモーションをおこなうのが「販促」です。販促目的のために、オリジナル制作をする企業やお店が増えています。たとえば、レジで会計を済ませるとき、そばにお店のロゴや名前が入った製品が置かれているでしょう。中には、「記念に購入しようかな」と考える方もいるはずです。ほかのお店で販売されていない、オリジナルハンカチは販促効果抜群のアイテムになります。
2-1-4.同人
同じ志や趣味を持っている人たちとおそろいのアイテムを作るのも1つの目的です。たとえば、大学・社会人サークルや習い事仲間など、仲間だけがわかるロゴやマーク入りのハンカチを作ります。イベントや大会で盛り上がること間違いありません。また、団結力も生まれるでしょう。たとえ、集まらなくなったとしてもオリジナルアイテムを見るたびに、楽しい思い出がよみがえります。
2-2.メリット
ハンカチ制作の主なメリットは、この世でたった1つだけのオリジナルハンカチが作れることです。百貨店や販売店では数多くのハンカチが売られているでしょう。しかし、自分だけのハンカチが作れるのはオリジナルならではのメリットです。また、仲間同士でデザインを考えたり、お店や企業の宣伝効果になったりとオリジナル制作にはメリットがたくさんあります。
2-3.サイズと種類について
「1-1.ハンカチとは」で説明したとおり、ハンカチのサイズは一辺20~50センチが一般的です。ただし、オリジナルを制作する際、業者のサイズを確認したほうがいいでしょう。業者によっては、サイズが決まっているところもあります。布製品のオリジナル制作をおこなっているスズキネでは、約30センチ×30センチと約40センチ×40センチが基本サイズです。基本サイズ以外でも対応できます。また、素材はすべて綿100%でできていますが、それぞれ材質の違いをしっかり確認しておきましょう。
- コンパス:スズキネ人気ナンバーワンの生地。最も使用されている。
- キャンブリック:少し厚手の生地。しっかりとしている。
- ローン:薄手で目が細かく、キレイな生地。
2-4.印刷の種類や技術について
自らデザインしたものをそのままハンカチに反映させることができます。そこで、注意してほしいのが印刷方法です。業者によって印刷方法が異なります。それぞれの方法を以下にまとめてみました。
- スクリーン染色:型枠(スクリーン枠)で機械を使いながら色をつける方法。
- フルカラー染色:多色の染色を使用する印刷方法。写真画像でも印刷可能。
2-5.制作価格について
オリジナルハンカチを制作する際、最も気になるのが価格でしょう。単価でいえば、1枚200円~400円程度です。受注は何枚からとロット数が決まっているため、詳細は制作業者に問い合わせてください。また、印刷方法によっても制作価格が異なります。スクリーン染色の場合は、色数が多くなるほど価格が高くなるでしょう。
2-6.最近の傾向
最近のハンカチ制作は、清潔志向が強いです。毎日使うものだからこそ、使用後も清潔に使い続けていきたい方が増えています。さまざまな素材はありますが、綿はぬれても乾きやすく、清潔に保つことができるのでおすすめです。また、清潔感を与えるようなデザインが好ましいでしょう。たとえば、ベースを白色にしてワンポイントに名前を入れるなどです。デザインによって印象が変わりますよ。
3.ハンカチのデザインについて
イメージしているデザインのままオリジナルハンカチを作りたい方は多いでしょう。ハンカチデザインはどのようなポイントに注目すべきか、詳しく説明します。
3-1.デザインについて
ハンカチのデザインを業者に伝えるには、データで送信しなければなりません。データはAdobe Illustratorでの作成が基本になります。デザインが決まっていない方は、「何のためにオリジナルハンカチを制作するのか」という目的について考えてみてください。目的がハッキリしていると、デザインも考えやすいです。また、お店や企業はコンセプトを中心にデザインを考案することが大切になります。
3-2.名入れ
ハンカチの名入れの作り方は、「フォント」「色」「場所」の3つのポイントに注目してください。文字にはさまざまなフォントがあります。フォントによってはイメージががらりと変わるでしょう。そして、色と名入れの場所にも注目です。企業やお店の場合はイメージカラーとコンセプトを考えてください。コンセプトを把握することで、企業・お店のイメージをオリジナルハンカチで伝えることができます。
3-3.素材と色
実際、自分の手で素材を確かめたい方は、業者に尋ねてください。スズキネでは対面型の丁寧な対応を心がけています。現物サンプルを提示しながら打ち合わせをおこなうため、直接素材に触れることができるでしょう。また、色はハンカチの印象を左右させる大切な要素です。何種類使用するのか、どの範囲まで何色を使うのか、できるだけ細かく決めておきましょう。
3-4.刺繍(ししゅう)
オリジナルハンカチの制作はプリントだけではありません。好きなデザインを刺繍(ししゅう)する方法もあります。ハンカチの刺繍(ししゅう)は、ワンポイントでもインパクト大です。文字はもちろんのこと、キャラクターやイラストでも刺繍(ししゅう)できます。プリントよりも高級感があると評判ですよ。
3-5.業者によるデザインについて
どうしてもデザインがハッキリしない場合、業者に依頼することもできます。たとえば、スズキネでは、お客様の目的やニーズを正確に把握したうえでデザインを考えているのです。そのため、イメージ違いを防ぐことができます。オリジナル制作の実績・豊富な経験から、あなたのイメージに合ったデザインを提供できるのです。
3-6.注意点
「イメージと仕上がったデザインが違う」などトラブルが起きています。イメージとの相違はオリジナル制作時によくあることです。大口ロットを注文する際は費用も高くなるぶん、失敗が許されません。そのため、きちんとイメージどおりに仕上げてくれる業者かどうか、見極める目が必要です。
4.ハンカチ印刷の業者選びのポイントは?
それでは、ハンカチ印刷の業者選びについて詳しく説明しましょう。どの業者に依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
4-1.業者選びのポイント
最も大切なポイントは、「丁寧な対応かどうか」です。丁寧な対応は気持ちよく打ち合わせができます。さらに、イメージの相違や出来上がりのミスを防ぐこともできるでしょう。お客様のニーズに合ったオリジナルハンカチを提供しています。また、依頼するがわにとっても、安心して注文できるものです。
4-2.見積もりについて
業者選びのポイントともいえる「見積もり」は、注意深く確認してください。なぜなら、見積もりが大雑把(おおざっぱ)な業者は悪徳業者の確率が高いからです。明確に料金を提示しない業者には気をつけましょう。見積もり内容がきちんと詳しく記載されているかどうか、注文前に必ず確認してくださいね。「スズキネ」では24時間無料見積もりを受けつけていますよ。
4-3.制作個数について
業者に依頼する際、「制作個数」も必ず確認しておきましょう。「制作ロットは何枚から」と業者によって異なります。スズキネは、オリジナルハンカチを小口ロット100枚から制作可能です。小ロットから大ロットまで制作をおこない、コスト・高品質・仕上げなどお客様に満足いただける製品を提供しています。
4-4.注文の流れ・制作時間
無料見積もりを依頼した後、製品にかんする仕様・用途・数量・納期などを伝えます。詳細なデザインが決まっていない場合は、要望を伝え、業者と打ち合わせを重ねながら決まるでしょう。打ち合わせで決定した内容で見積もりを出してもらい確認します。見積もり内容に納得できたら、最終的なデザインの決定→注文→制作という流れです。制作時間はおよそ1か月になります。ただし、ロット数やデザインによっては制作期間が長くなるケースもあるので業者に確認してください。
4-5.注意点
「時間がないから」と、慌てて業者を決めてはいけません。高品質で理想的なオリジナルハンカチを制作したいのなら、なおさら慎重に業者を選ぶことが大切です。どんな対応をするのか、具体的な提案をしてくれるのか、サービス内容や見積もりを数社比較してください。比較することで、優良業者と悪徳業者を見極めることができますよ。
5.ハンカチの制作に関するよくある質問
ハンカチの制作に関するよくある質問を5つピックアップしてみました。オリジナルハンカチの製作を考えている方は、ぜひチェックしてください。
Q.手書きのラフ画でも印刷可能か?
手書きのラフがでもオリジナルハンカチに反映可能です。「スズキネ」では、データ作成の代行をしているため、ラフ画をお店に送付すれば、Adobe Illustratorへのデータ変換をいたします。
Q.オーダーメイドハンカチの制作例を知りたいのですが。
実際の制作例を見ることで、デザインの参考になるでしょう。インターネットや手芸雑誌など参考にするのもいいですが、「ズスキネ」のホームページをご覧ください。プリントハンカチ・刺繍(ししゅう)ハンカチそれぞれの制作例を記載しています。
制作事例はこちら
Q.デザインのデータを送る方法は?
Adobe Illustratorでデータ作成をした後、入稿します。メールで送信できる容量であれば、送付してください。もし、容量が大きくてメールで送付できない場合は、「宅ファイル便」に預ける、または、「CD-R」などのメディアに保存して郵送します。
Q.遠方での業者との打ち合わせがか不安です。
「対面型」を実施しているスズキネでは、直接お客様と向き合って打ち合わせをしています。遠方のお客様でも、メールや電話・FAXで1つ1つ確認しながらの対応を心がけているのです。不安な点や心配事があれば、どのような内容でも尋ねてください。
Q.刺繍(ししゅう)に使われる糸の色は何種類?
スズキネにおける刺繍(ししゅう)ハンカチは、生地色・刺繍糸色とそれぞれ46種類の中から選ぶことができます。刺繍(ししゅう)糸色は金糸・銀糸も用意しているので、より理想に近いデザインで仕上がるでしょう。
まとめ
ハンカチは毎日使うアイテムだからこそ、何枚あっても困ることはありません。特に、オリジナルハンカチは「ノベルティー」や「記念品」「販促」「同人」とさまざまな場面で使えるものです。プレゼントとしても喜ばれるアイテムになります。オリジナルハンカチを制作する際は、デザインのポイントや業者選びのコツをきちんと把握しておきましょう。理想的なデザインにするためにも、丁寧な対応と実績を持った業者を選んでくださいね。わからないところも丁寧にアドバイスをしてくれます。業者と打ち合わせを重ねながら、世界に1つだけのハンカチを作りましょう。