オリジナルグッズを製作したい!つくり方やデザインのポイントは?
何らかの記念日にグッズをつくると、さらにいい記念日になります。大切なときこそ、思い出に残るものをつくりたいですよね。そこで、大活躍するのが「オリジナルグッズ」。どこにも売っていないオリジナルグッズをつくることで、すてきな思い出になるのは間違いないでしょう。
これから、オリジナルグッズ・ノベルティとは何なのか、オリジナルグッズの作成・製作、製作会社・業者を選ぶポイントなど詳しく説明します。ノベルティグッズ・オリジナルグッズをつくりたい人は、ぜひチェックしてください。
この記事を読めば、オリジナルグッズのつくり方がわかり、理想どおりのオリジナルグッズが製作できますよ。
1.オリジナルグッズについて
同僚や趣味仲間、プレゼントなどオリジナルグッズはさまざまな場所で大活躍しています。では、オリジナルグッズとは一体どんなものなのでしょうか。
1-1.オリジナルグッズとは?
オリジナルグッズとは特定の企業・個人が独創的なアイデア・デザインを用いて製作するもののことです。今まで販売、製作されていない自分たちだけのアイテムになります。つまり、製作したオリジナルグッズは1点ものです。
1-2.どんな場合に製作するのか
オリジナルグッズを製作するタイミングはさまざまです。主なケースとしては、お祝い記念品、ノベルティグッズ、同人の3つがあります。それぞれ詳しく説明していきましょう。
1-2-1.お祝い記念品
企業・会社の創立記念日や周年記念品、結婚記念日、付き合って1年記念日など「お祝い」としてオリジナルグッズを製作するケースが非常に多いです。お祝い記念品に「30周年記念品」など言葉をいれておけば思い出に残ります。特に、結婚祝いのプレゼントとしてオリジナルグッズを用いると喜ばれるでしょう。
1-2-2.ノベルティグッズとして
オリジナルグッズはノベルティグッズとしても大活躍します。ノベルティとは企業や会社が商品の宣伝目的に無料配布する記念品のことです。ノベルティに企業・会社の名入れをすれば立派な宣伝になります。代表的なノベルティグッズにはポケットティッシュやオリジナルのCDケース、うちわなどがあげられるでしょう。
1-2-3.同人
同人とは同じ趣味、志を持った仲間のことです。よく、同人誌や同人ゲームといった同人作品がありますよね。同人だけのオリジナルグッズ、ノベルティを製作することも可能です。仲間内だけのオリジナルグッズがあれば、さらに団結力が高まるでしょう。仲間でのつながり、特別な雰囲気を肌身で感じることができるのです。
2.オリジナルグッズの製作について
オリジナルグッズの製作は難しい…と思っていませんか?きちんとコツをつかんでおけば、理想どおりのオリジナルグッズになります。よくあるオリジナルグッズや布小物、デザインなど詳しくチェックしていきましょう。
2-1.よくあるオリジナルグッズいろいろ
ノベルティグッズでも人気があるのがトートバッグ、ブックカバー、ボールペンなどです。オリジナルグッズといってもさまざまな種類があります。
2-1-1.キーホルダー
子供から大人までキーホルダーは喜ばれるアイテムです。キーホルダーでもサイズはさまざまで好きな形を選ぶことができます。素材もプラスチックからメタルまで幅広いです。オリジナルをつくるにはぴったりのアイテムだといえるでしょう。
2-1-2.食品
ノベルティでもよくお菓子を配っているところを見かけます。お菓子は気軽に配りやすく、クッキーやアメなど万人受けするものが多いです。記念セレモニーやイベントなどでは入場者に対してオリジナルの食品を配っていますよね。食品会社とアニメとのコラボ商品もオリジナルです。
2-1-3.マグカップ
オリジナルグッズの中でも定番になっているのが「マグカップ」。マグカップはたくさんあっても困らないアイテムですよね。オリジナルグッズや記念品としてのマグカップは使わずに飾っている人も多く見られます。結婚式の記念品、企業の周年パーティーでも記念品にマグカップが使われているものです。
2-1-4.Tシャツ
Tシャツの作成は手ごろな値段ででき、イベントや行事で大人気です。Tシャツではオリジナルのデザインがプリントできます。自分たちで描いたオリジナルデザインをプリントして同人でTシャツを着ている姿もよく見かけるでしょう。何をつくろうか悩んでいる人は、Tシャツのオリジナルグッズがおすすめです。
2-2.手ごろな布小物のオリジナルグッズいろいろ
オリジナルグッズの中には手ごろでできる布小物があります。布小物は女性に人気があるアイテムです。一体、どんな布小物があるのでしょうか。
2-2-1.ハンカチ
何枚あっても困らないハンカチはオリジナルにすると注目度アップです。ギフト商品はもちろんのこと、企業の記念事業やイベント、パーティー、結婚式の引き出物としても選ばれています。ハンカチには気軽に名入りができるため、幅広い場所で使用できるでしょう。刺繍(ししゅう)だけでなく、オリジナルプリントグッズとしても大活躍です。
2-2-2.ポーチ
女性にとってうれしいのがポーチのオリジナルグッズです。女性はよくポーチを使うため、幅広い年代が使用できるシンプルなデザインがいいでしょう。企業・会社の場合は名入れの文字をおしゃれな英字、おしゃれなフォントにしています。デザインを1点変えるだけでも雰囲気はがらりと変わるものです。
2-2-3.タオル
オリジナル布製品の製作として「タオル」も定番になっています。結婚式では新郎新婦のイニシャルを、企業ではシンボルマークをいれるなどさまざまです。デザインが自由に決められるところがオリジナルの良いところでもあります。
2-2-4.ランチョンマット
料理を引き立てるランチョンマットは実用とおしゃれの両方がそろっている優れものです。テーブルの汚れを防ぐ役割とおしゃれな空間になる役割として利用できます。また、布製品のランチョンマットは汚れたら洗い、使いまわしができて便利です。
2-3.布製品のいい点とは
布製品のいい点は「実用性に優れていること」です。はやりすたりがないため、いつの時代でも布製品を使うことができます。また、かさばらない、長く使える、劣化しにくいところも布製品のいい点です。紙製品よりも高級感にあふれているため、人前で出しても恥ずかしい思いはしません。長く使い続けることができるのは、とてもうれしい点ですね。
2-4.デザインについて
オリジナルグッズを製作する際、最も大切なポイントになるのが「デザイン」です。納得する仕上がりになるよう、柄・イラスト、文字、色、写真について詳しく説明します。
2-4-1.柄・イラストについて
自分たちでイラストを製作した後、製作会社に依頼する方法があります。データとしてデザインを送ればデザインのとおりに出来上がるでしょう。また、具体的な柄・イラストが決まっていない場合は生地見本やサンプルを見せてもらうこともできます。製作会社によってさまざまな柄・イラストがあるでしょう。できれば、豊富なサンプルがそろっている製作会社に依頼したいですね。
2-4-2.文字
文字のデザインを変えるだけでも雰囲気ががらりと変化します。文字のデザインは柄やイラストに合わせるといいでしょう。たとえば、和風のデザインであれば文字のフォントも手書き、毛筆、力強いタイプが最適です。逆に、かわいらしい柄であればポップ体などおしゃれなフォントがいいでしょう。どういう文字をはめたらバランスが良いのか、文字の大きさ、配置にも注意が必要です。
2-4-3.色
色の選択によっては使いづらいものになってしまいます。会社・企業を表す色やシンプルな色、一色にまとめるのもいいですね。オリジナルグッズをつくる目的を考慮すれば、自然とぴったりの色を選ぶことができます。仕上がりとは違う色になったというトラブルもあるため、色は徹底的に確認したほうがいいでしょう。
2-4-4.写真
オリジナルグッズに写真をそのままプリントすることもできます。オリジナルグッズにぴったりな写真を選び、データで製作業者に送ればOKです。もちろん、マグカップやお皿に限らず布製品でも写真のプリントができます。
2-5.印刷について
デザインの印刷方法にはさまざまな種類があります。製作業者によって印刷方法が異なるでしょう。依頼する前に印刷方法を必ずチェックしておかなければなりません。
2-5-1.アイロンプリント
家庭で簡単にできる印刷方法がアイロンプリントです。アイロンプリントは専用用紙にイラスト・写真を印刷してアイロンで布に押し当てる方法になります。アイロンの熱によって布に印刷のインクが染みわたり転写できるのです。家庭でオリジナルグッズをつくるときは、ほとんどがアイロンプリントになるでしょう。Tシャツのオリジナルを自作するときはアイロンプリントが役立ちます。
2-5-2.インクジェット
インクジェットは家庭用プリンターの仕組みと同じです。家庭用プリンターはインクジェットで紙にプリントします。布製品に印刷する際はインクを布に吹きつけて画像・イラストを印刷するのです。インクジェットでの印刷は安価なので人気があります。しかし、荒い元絵であればプリントにも荒さが現れてしまうでしょう。
2-5-3.スクリーン印刷
「版」という型をつくって布に色をつけていく印刷方法が「スクリーン印刷」です。市販のオリジナルグッズのほとんどはスクリーン印刷になるでしょう。キレイに色をつけることはできますが、細かい色づかいであればあるほど値段が高くなります。以上のように、印刷方法はさまざまです。インターネットなどで印刷方法の比較や評判をチェックしていきましょう。
2-6.素材について
同じデザインでも素材によってあらゆる姿に変わります。たとえば、紙と布では質感、手ざわり、厚みなど違いはさまざまです。キレイな仕上がりにしたい人は素材に注目してみてください。より、理想的な仕上がりにするにはどの素材にするべきか、製作業者に相談するといいでしょう。
2-7.実例紹介
オリジナルグッズ、商品製作とはどんな流れなのか実例をチェックしたい人は多いでしょう。そこで、おすすめしたいのが「オリジナル手ぬぐい製作のスズキネ」です。オリジナル手ぬぐい製作のスズキネは、布製品の製造・販売100年という歴史を持っています。今まで、製作してきた例が確認できるので、ぜひ以下のURLホームページをチェックしてみてください。
株式会社スズキネ:https://www.suzukine.co.jp/
3.オリジナルグッズの製作業者を選ぶポイント
オリジナルグッズ、ノベルティグッズの製作をおこなっている業者はたくさんあります。その中から1つの業者を選ぶポイントをご紹介しましょう。
3-1.プリントの種類が選べるか
プリントの種類が豊富だと自由にデザインを決めることができます。ただし、プリントの種類が限られていれば自由に決めることができません。よって、プリントの種類が選べるかどうか注目してください。業者によっては、Tシャツなどに使うプリントの持ち込みができるところもありますよ。
3-2.デザイン相談や見積もりに快く応じてくれるか
業者の対応がいいとスムーズにオリジナルグッズの製作ができます。逆に、スタッフとの連携がとれなければ思い描いていたデザインとはまったく違う仕上がりになるでしょう。後悔しないためにも、デザイン相談や見積もりに快く応じてくれる業者を選んでください。信頼できる業者はお客様の意見を聞きながらサンプルを提示して製作をすすめていきます。
3-3.製作までの流れ
製作までの流れを大まかに説明しましょう。まず、オリジナルグッズの仕様・用途・数量・納期を確認して業者スタッフとサンプルを見ながらデザインを決めます。直接打ち合わせができない場合は、現物サンプルを送ってくれるので安心してください。ある程度打ち合わせをしたら見積もり→注文→デザインの決定に入ります。デザインが確定したら必要あれば色校正をおこない、製作・納品です。
3-4.相談窓口
依頼する業者が決まっていれば、業者のホームページや電話で相談できます。プロのイラストレーターに依頼する人はいますが、ほとんどが自分でデザインを決めているものです。業者によっては、簡単なデザインならデータにしてくれるところもあります。ぜひ1度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
3-5.製品ロット、料金について
オリジナルグッズの製作は1個から受注可能です。ただし、業者によっては製作ロット○個からと決まっているところもあります。生産単位が何個からになるのか、ホームページまたは電話で確認したほうがいいでしょう。また、料金は業者によってさまざまです。ステッカーやシールなどは10枚でおよそ2,000円~、布製品の場合はTシャツ1枚で500円前後が相場になります。Tシャツ作成を激安で提供している業者もあるので、何社か比較してください。
3-6.注意点
オリジナルグッズ製作の業者選びは「比較すること」が大切です。早く依頼しなければ…とすぐ1社にしぼる人がいます。しかし、1社にしぼっていては失敗してしまうでしょう。最低でも3社~4社比較することで、適切な業者を選ぶことができます。また、依頼する前に「無料見積もり」を依頼してください。無料見積もりはホームページからでも気軽に依頼できます。
4.オリジナルグッズに関するよくある質問
オリジナルグッズにかんしてよくある質問を5つピックアップしていきます。疑問を胸に秘めたまま依頼すると失敗するでしょう。失敗を防ぐためにも疑問点や不安なところは解決してください。
Q.Tシャツをデザインするコツとは?
A.Tシャツをデザインするとき、生地色とプリントカラーの組み合わせに注目してください。色を統一するのではなく、生地色とプリントカラーを反対にすると効果的です。たとえば、紫色(生地色)×黄色(プリントカラー)、赤色(生地色)×水色(プリントカラー)のケースになります。インパクトの強いTシャツに仕上がるでしょう。
Q.ラフデザインからプリントできるのか?
A.自分の手で描いたラフデザインからでもプリントできます。ただし、ラフデザインをデータにする場合、データ作成料に5,000円~数万円かかる可能性もあるでしょう。詳しい費用は業者に問い合わせてくださいね。
Q.オリジナルグッズの製作期間が知りたい
A.オリジナルグッズを製作するまでどのくらいの期間が必要なのでしょうか。製作期間は数量と混み合い具合によって変わります。そのときの状況に左右されるため、業者との打ち合わせ時に確認してください。
Q.デザインデータの送り方とは?
A.自分でデザインデータを作成した場合、業者にメールでデータを送ります。もし、容量が大きい場合はCD-Rに保存して送付するか、または宅ファイル便などを利用してください。
Q.どんな布製品にプリントできるのか?
A.布製品といっても天然繊維、化学繊維とさまざまなタイプがあります。依頼すれば天然・化学繊維どちらでも印刷してくれるでしょう。しかし、ノベルティや贈り物にする場合は天然繊維ではなく化学繊維のほうがおすすめです。「目的」によっても繊維が異なるため、業者に相談してください。
まとめ
いかがでしたか?オリジナルグッズは自分でデザインを自由に決めることができます。この世にたった1つだけの品になるでしょう。記念品、贈り物、仲間内でのアイテムとしては最適なグッズです。オリジナルグッズの製作を業者に依頼するときは、きちんと対応してくれるかどうか業者スタッフを確認してくださいね。信用できる業者に依頼して納得のいくオリジナルグッズをつくりましょう。