のれんのオーダーで気をつけることは? オリジナル製作時に知っておきたいコツ


のれん

「のれんのオーダーはどうすれば良いのか」「オーダーで気をつけるべきことはあるのか」など、のれんのオーダーで悩んでいる方は多いでしょう。一般的に、のれんは飲食店やイベントといった場所で見かけます。オリジナルののれんを製作することで、商品アピールや宣伝効果が高まるでしょう。

本記事では、のれんのオーダーについて詳しく説明します。

  1. のれんの役割とは?
  2. のれんが活躍する場面とは?
  3. のれんをオーダーする際に押さえておくべきこと
  4. オリジナルのれんを作成するポイント
  5. のれんに関してよくある質問

この記事を読むことで、のれんが活躍する場面やオーダーの仕方が分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.のれんの役割とは?

最初に、のれんにはどのような役割があるのか、チェックしておきましょう。

1-1.のれんの意味

もともと、のれんは店先や部屋の境界線として、目隠し・日よけのために布をつり下げていたものです。飲食店に掲げられているのれんには、ロゴ・店名・営業中といった文字が書かれているでしょう。外と店内を分けるためのものであり、外から見てもどういうお店か判断できる役割を担っています。のれんは海外ではあまり見かけない日本独特の文化です。最近ではお店だけではなく、インテリアとして自宅で使われたり、イベントで活用されたりしています。

1-2.雰囲気を醸し出すアイテム

一般に、のれんは和の雰囲気を醸し出すアイテムとして認知されているように、和食屋・和の雑貨を取り扱う店舗でよく見られるでしょう。最近では、カラーバリエーションも豊富になってきており、さまざまなタイプののれんが登場しています。店のコンセプトをデザインに反映させるだけでも強烈なアクセントになりますし、雰囲気を作り出してくれるアイテムでもあるのです。

1-3.集客率アップにつながる

のれんは、集客率アップにつながるアイテムです。店先につり下げることで宣伝になりますし、店名や何を扱っているのか一目で分かりやすく伝えられます。より多くの人の目に留まるデザインにすれば印象に残り、集客率アップにつながるでしょう。宣伝効果には抜群のアイテムです。

1-4.目隠し効果

のれんは、目隠し効果としての役割も担っています。たとえば、ホールから調理場の様子を見られたくない場合、縦長ののれんで区切ればOKです。のれんを使うだけで空間を分けることができます。ドアを作りたくないけど空間を区切りたい場合、のれんは大活躍するでしょう。

1-5.紫外線がカットできる

通気性が良いのれんですが、紫外線をカットできる優れものです。店先につり下げていてもしっかりと紫外線を防いでくれるので、暑さ対策にもなります。夏場、風で揺れているのれんを見るだけでも涼しい気持ちになれる方は多いでしょう。熱い日差しが注ぐ夏の店内では、やさしい影を作ってくれる点も大きなメリットです。

2.のれんが活躍する場面とは?

ここでは、のれんが活躍する場面をいくつか紹介しましょう。

2-1.玄関の目隠しやアクセントに

玄関にシンプルなのれんをつり下げるだけでも、どこか涼しげで懐かしさを感じます。ドアを開けていてものれんが目隠しの役割を果たしてくれるので、中が丸見えになることもありません。また、デザイン性によってはインテリアとしてのアクセントにもなります。

2-2.部屋や階段の間仕切りとして

前述したように、のれんは部屋や階段の間仕切りとしても活躍します。しっかりとスペースを区切ることができるのはもちろん、ドアや扉のような重厚感がないので開放感も得られるでしょう。部屋の雰囲気に合わせて和風・洋風ののれんを使い分けたり、季節に応じて変えたりするのもおすすめです。

2-3.キッチンの仕切りに

キッチンと居間の間にのれんを使っている家庭は意外と多いものです。キッチンは生活感が漂う場所なので人には見られたくない場所でしょう。急な来客時でも、のれんで仕切っておけば安心ですし、威圧感もありません。キッチンだけでなく、人に見られたくないスペースを隠す手段としてものれんは活躍します。また、のれんは汚れたときにもすぐに洗えるので、常に清潔な状態を保ち続けることができるでしょう。

2-4.ドアやカーテンの代わりに

丈が長いののれんは、ドアやカーテンの代わりになります。ドアよりもずっと開放感があり、雰囲気もガラリと変わるでしょう。特に、障子の窓や和室の場合、のれんを使うことで和の要素が広まり癒(い)やしの空間になります。

3.のれんをオーダーする際に押さえておくべきこと

ここでは、オリジナルののれんをオーダーするときの注意点をまとめました。

3-1.価格

のれんをオーダーする際、最も気になるのが製作費用でしょう。主に、価格を決める要素は以下の3つになります。

3-1-1.サイズ

のれんのサイズが大きくなればなるほど、価格も高くなります。製作業者の多くは「横幅(巾)」×「縦幅(丈)」でサイズが表記されているので、ぜひチェックしてみてください。どの程度のサイズ感でいくらぐらいなのか確かめるために、無料見積もりを依頼しましょう。

3-1-2.デザイン

デザインがどの程度決まっているかどうかで、製作費用も大きく変わります。たとえば、ラフスケッチの状態で依頼する場合、データに起こしてもらうための費用がかかるでしょう。事前に、デザインの相談料や修正費用など、いくらかかるのか確認しておかなければなりません。また、色数が多いデザインほど、価格は高くなります。複雑なデザインや写真製版技術を使う場合は、別途費用が発生する場合もあるので注意してください。

3-1-3.生地の種類

製作業者によって使用する生地は異なります。そのため、事前にホームページ等で確認しておかなければなりません。数種類の生地が用意されている場合は、それぞれどのような特徴があるのかきちんと説明を受けましょう。

3-2.用途と使用場所

あらかじめ、用途と使用場所も明確にしておいたほうが良いでしょう。たとえば、屋外で使うのれんは雨や日光に強い素材が最適です。また、のれんを使用する時間帯や場所によって、色合いも考慮する必要があります。どのようなのれんにすれば良いのか分からないときは、製作業者に相談するのがおすすめです。

4.オリジナルのれんを作成するポイント

ここでは、オリジナルのれんを作成するときのポイントを紹介します。

4-1.無料見積もりを依頼する

正式に発注する前に、無料見積もりを複数の業者に依頼してください。製作業者の中には、要望とは違った製品を納品したり、見積書にはない高額な費用を請求してきたりする悪質な業者が存在しているからです。複数の業者から出た見積もりを比較することで、より安心して依頼できる製作業者が見つかります。なお、見積書をチェックする際は価格だけではなく、内容も比較してみましょう。サービス内容やスタッフの対応も比較して、安心して依頼できる製作業者を見つけてください。

4-2.実績のある製作業者へ依頼する

基本的に、のれんをオーダーはオリジナル製品の製作業者へ依頼することになります。さまざまな製作業者がありますが、できるだけのれんの製作実績があるところへ依頼してください。ホームページで実績を確認したり、手がけてきた製作例を見せてもらったりすると良いでしょう。また、製品仕様に関する要望・製作の流れ・素材など、具体的な打ち合わせも入念に行ってください。打ち合わせできちんとすり合わせを行うことが、イメージと仕上がりの差をなくすポイントでもあります。ここで気になったことや不明点があれば、すぐに尋ねて解消してから正式に依頼しましょう。

4-3.のれんのオリジナル製作ならスズキネへ

布製品の製造と販売を行っているスズキネは、創業100年の老舗です。国内工場で製作しており、高品質かつイメージにぴったりな商品を製作しています。

4-3-1.完全国内生産ならではの高品質

スズキネは完全国内生産で高品質の商品を製作しています。インクジェットで印刷を行うため、イラストはもちろんのこと写真もキレイに再現可能です。のれんの場合、片面フルカラー染色となります。

4-3-2.光沢感があるポリエステルスエード

のれんに使われる素材は、ポリエステルスエードです。ほかの素材とは違って光沢があり、キレイな素材となっています。実物をご覧になりたい方はサンプルをお渡しするので、ぜひお問い合わせください。

4-3-3.サイズ

スズキネでは、小と大のサイズを取り扱っています。

  • (小)横幅85cm×高さ60cm
  • (大)横幅85cm×高さ150cm

上記以外のサイズで製作したい方でも相談は可能ですので、ぜひ一度お問い合わせください。

4-3-4.低価格・小ロットで製作できる

スズキネは創業100年という実績があるからこそ、低価格で高品質な商品が製作できます。また、のれんの注文は、10枚から受け付けているので小ロットからでの発注も可能です。

4-3-5.デザイン相談も可能

スズキネでは、デザインの相談も受け付けています。どのようなデザインにすれば良いのかお悩みの方でも、安心してご相談ください。なお、デザインデータはAdobe Illustratorでの作成を推奨しております。写真を使う際はAdobe Photoshopで保存したものを、原稿データと一緒に入稿する形です。詳細はホームページをご確認ください。

4-3-6.納期は約2~3週間

納期はデータ入稿してから約2~3週間です。お急ぎの方は、納期を早めることもできるのでぜひご相談ください。

5.のれんに関してよくある質問

のれんに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.のれんのオーダーでよくある失敗は?
A.イメージと仕上がりがまったく違うことです。そこに差が生まれてしまうのは、依頼者の要望が製作業者にきちんと伝わっていなかったのが原因でしょう。特に、初めてオーダーする方はどこまで伝えるべきなのか分からず、そのまま製作を依頼した結果失敗してしまったという失敗がよくあります。失敗しないためには、小さなことでもすぐに尋ねるのが1番です。そして、親身になって話を聞いてくれたり、納得するまで打ち合わせを重ねてくれたりする製作業者に依頼しましょう。

Q.予算についても相談できるのか?
A.もちろん可能です。あらかじめ、予算が決まっている場合は、事前にその旨を製作業者へ伝えておきましょう。そのほうが製作業者としてもスムーズに打ち合わせが進められるからです。予算内でどれだけ要望に近いのれんが製作できるのか、打ち合わせを重ねながら具体的に決めていくと良いでしょう。

Q.手書きのデザインでもオーダーできるのか?
A.製作業者の中には、手書きのデザインでも対応しているところがあります。ただし、データ化する際に別途料金がかかることがありますので、確認してみましょう。実績のある製作業者ほど、デザインのさまざまな相談にのってくれます。

Q.オーダーしたのれんはどのくらいの期間、使用できるか?
A.のれんは、使用環境や製法によって使用期間が変わります。一般的な環境では、10年程度持つでしょう。ただし、常に日光が当たる・水分が多い場所などでは印刷したインクの色落ちなどが目立つ可能性があります。素材によっても異なるため、気になる方は製作業者に尋ねてみてください。

Q.追加の注文をするときは?
A.製作業者の中には、受注したのれんのデータを一定期間保存しているところがあります。データが一定期間保存されていれば、新しいデータを送る手間と時間もかからず、すぐに追加注文ができるでしょう。ノベルティとして利用する場合などは、追加で注文する可能性が高いので事前の確認が必要です。

まとめ

のれんをオーダーする際のポイントなどを紹介しましたが、いかがでしたか? 最近は店舗での活用だけでなく、インテリアとして使うケースも増えています。オリジナル製作はデザインの自由度が高く、目的や用途に合わせてイメージどおりののれんが作れるでしょう。より完成度の高いのれんを製作するためにも、なるべく実績のある製作業者を選んでくださいね。特に、デザインの無料相談を受け付けている製作業者なら、初心者も安心して依頼できるでしょう。


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