挨拶のとき喜ばれる! 引越しの粗品の選び方とポイント
進学や入社、転勤、結婚など人生で1回は経験する引越し。その引越しに伴うのがご近所さんへの挨拶です。その挨拶のとき、持って行く粗品選びはセンスが問われます。
そこで、ご近所さんからも好印象となる粗品の選び方をマスターしましょう!
- なぜ粗品を送る?
- 挨拶用粗品の選び方と注意点
- 粗品として人気のある粗品ランキング
- 粗品を贈るときのポイント
1.なぜ粗品を送る?
そもそも、なぜ粗品を贈る必要があるのか。その疑問についてしっかり確認しておきましょう。
1-1.粗品は挨拶を兼ねたもの
引越しをするとき、粗品を贈るのはご近所の人に挨拶をするためです。そのため、今まで住んでいた場所・引越し先のどちらでも行う必要があります。住んでいた地域で粗品を贈るのは、今までお世話になった感謝の意を表すため。反対に、これから住む引越し先では自己紹介をするためです。
1-2.新しい土地にて人間関係を円滑にする
引越し先の人に挨拶をするのは、その土地での人間関係を円滑にする効果があるもの。粗品を贈るのもその一環と言えます。地元の人も挨拶もない人と仲良くするのは難しいことです。人間関係を円滑にして住みやすい環境を整えるため、粗品と共に挨拶を行いましょう。
1-3.どこまでの範囲を対象にする?
粗品を贈るとき、どの範囲まで挨拶すればいいのか迷うものです。その範囲をしっかり確認しておきましょう。マンションなどの集合住宅の場合、両隣の人には挨拶を行います。物音やトラブルがあったときでも対応しやすいです。上下に住む人にも粗品を贈っておくといいでしょう。
さらに、管理人に贈っておくことをおすすめします。何かトラブルがあったときでも迅速に対応してくれるでしょう。一戸建ての場合、向こう3軒両隣の人には挨拶をしておきます。何かあったときでも助けになってくれることがあるのです。
また、町内会など地域グループがあるときは、自治会長や町内会長さんにも挨拶しておくのをおすすめします。ごみの回収など自治体のルールや葬儀など冠婚葬祭において力になってくることがあるのです。
2.粗品の選び方と注意点
粗品を適当に選ぶのはよくありません。相手に対して誠意を見せるものでもあります。粗品を選ぶときのポイントをチェックしておきましょう。
2-1.金額を考える
粗品を贈るとき、考えておきたいのは金額です。高額なものを贈って相手に気を使わせるのはNG。引越し挨拶の粗品は、お返しに負担が掛からないものを選びましょう。金額的には500円から1000円前後のものが相場となります。
2-2.粗品に「のし」を付ける
粗品を贈るときは「のし」を付けるようにしましょう。引越しの挨拶回りは、相手に名前を覚えてもらうのが最大の目的です。粗品だけを贈って終わりではありません。今後の人間関係を円滑にするために行うのが「挨拶回り」です。しっかりと相手に名前を分かっていただける形を整えておきましょう。
2-3.負担になるもの・好みが出るものを選ばない
粗品を贈るとき、最も気を付けたいのは「相手の負担にならない」ものを贈ることです。感謝や挨拶の気持ちを表すのに負担となっては意味がありません。粗品を贈るときは、日持ちが悪いものは控えましょう。気が利かない人と隣人が判断する可能性があります。また、好き嫌いが激しく出る粗品も止めておきましょう。食べ物や衣類など相手の好みが出やすいものは、使わないものだと相手の負担となります。
2-4.挨拶時の身だしなみを整える
せっかく粗品と共に挨拶をするとき、身だしなみが悪いとマイナスにしかなりません。引越し後で疲れていても身だしなみは整えて向かいましょう。また、明らかに形式的な挨拶や愛想がないのもマイナスです。挨拶をするときは、好印象を持ってもらえるように気持ちを切り替えていきましょう。
3.粗品として人気のある粗品ランキング
粗品として贈るものには、好まれるものがあります。贈って喜ばれる粗品について知っておきましょう。
3-1.タオル
引越しの粗品として定番となっているもの。ブランドものやハンドタオル、フェイスタオルなどは喜ばれる粗品です。タオルは使わなかったとしても用途が幅広く活躍の場はさまざま。タオルとして使用・雑巾・別の人に渡す・裁縫の材料に使えます。
3-2.生活必需品
どの家庭にあっても困らないもの。その中には生活必需品が含まれるでしょう。洗剤やスポンジなど、生活を送る上で困らないものは、粗品の中でも人気商品となっています。そのため、粗品として贈る人も多くなっているのです。
- 洗剤の詰め合わせ
- 石けん・ハンドソープ
- ラップ
- ジップロック
- ティッシュ
- スポンジ
特に、ラップなどの家庭品の粗品は人気があります。しかし、あまりに金額がわかりそうなものは避けましょう。
3-3.保存できる食べ物
不用意に食べ物を渡すと好みがあるので負担となることがあります。ですが、保存ができる乾麺などは需要があるのです。そうめんやうどん、そばなどがあります。コーヒーや紅茶などは、非常に好みが出てくるものです。粗品として贈るのは控えておくようにしましょう。
3-4.QUOカード・商品券
主に単身向けのマンションで人気のあるQUOカード・商品券の粗品です。単身向けのマンションであれば生活品をそこまで欲しない人もいます。QUOカード・商品券であれば自由に使えるので喜ばれるのです。QUOカード・商品券の金額は大きくなくて大丈夫。500円~1000円の予算で用意しておきましょう。
3-5.入浴剤
粗品として人気のある入浴剤です。入浴剤を普段買わない人は多くいるもの。そのため、もらってうれしいと思う人が多くいます。意外性を付きたいときに贈ってみましょう。
3-6.お米
粗品としてお米を差し上げる人もいます。保存が利く食べ物であると共に主食としている人も多い食べもの。負担となることも少ない粗品のひとつです。サイズは3合分(450g)ぐらいがおすすめ。お米を粗品に選ぶ人も少ないので好印象を与えることができます。
4.気を付けたい「のし」の書き方
粗品に付ける「のし」には、しっかりと書いておきたいもの。のしには、必ず自分の「名字」と「粗品」と記載することです。引越し先で挨拶をするのは粗品を渡すためではありません。相手との挨拶をしっかり行って新たな土地になじむために行います。相手に自分の顔と名前を一致してもらうため、しっかりとのしを書きましょう。「のし」は自分で購入して手書きで作成できます。また、粗品を購入した店舗にて付けてもらうこともできるので確認してみましょう。
まとめ
この記事では引越し先の粗品を渡すポイントについてまとめました。引越し先で挨拶と共に粗品を渡すのは、新しい土地にて相手に自分の顔と名前を覚えてもらうために行います。また、今まで住んでいた人たちに「感謝の意」を表すものにもなるのです。粗品としては、相手の好き嫌いに当てはまらないようなものを選びます。食べ物は避けるほうが無難です。ラップや洗剤などの生活用品がおすすめ。また、入浴剤・QUOカード・商品券・お米などを贈る人もいます。粗品を贈るときは、必ずのしを付けるようにしましょう。引越し先でご近所に挨拶をするのは、粗品を贈るためではありません。新たな土地に住んでいる人に顔と名前を覚えてもらうためです。しっかりと自己紹介ができるようにのしに「名字」と「粗品」と書いておきましょう。