【注目!】マイクロファイバーってどんな繊維?特徴やメリット・デメリットを解説


マイクロファイバーとはどんな繊維?

高い吸水性や柔らかい肌触りで人気のマイクロファイバー。何かしらの製品を持っている方も多いでしょう。しかし、マイクロファイバーには、まだ知られていないことが多いのです。

そこで今回は、マイクロファイバーの特徴や取り扱いの注意点をご紹介します。マイクロファイバーのデメリットとして、耐久性のなさを挙げる方も多いでしょう。しかし、洗濯の仕方を工夫すれば、耐久性は高くなるのです。

マイクロファイバー製の衣類などをたくさん持っているという方は、ぜひこの記事を読んで扱い方の参考にしてください。

  1. マイクロファイバーとはどんな繊維?
  2. マイクロファイバーを使った製品にはどんなものがある?
  3. マイクロファイバーのメリット・デメリットは?
  4. マイクロファイバーを長持ちさせるためには?

1.マイクロファイバーとはどんな繊維?

マイクロファイバーとは

マイクロファイバーとは、ナイロンやポリエステルを原料とする合成繊維の一種です。最大の特徴は、その細さ。
8マイクロナノメートルという髪の毛の100分の1以下しかありません。一般的に繊維は細いほど柔らかく、吸水性も高くなります。

天然繊維の木綿と絹を比べた場合、絹の方が柔らかいのは繊維が細いからです。マイクロファイバーは、この極細繊維にさらに加工をほどこして吸水性と保湿性を高めています。ですから、よく水を吸い、しかも軽くて温かいです。

そのため、メガネ拭きのような固くてつるつるしたものをきれいにするためのものや、雑巾。さらにタオルや毛布、ヒートテックの下着などいろいろなものに利用されています。

マイクロファイバーは合成繊維の一種なんですね。
はい。特に、タオルなどに加工されています。

2.マイクロファイバーを使った製品にはどんなものがある?

マイクロファイバーを使った製品

では、マイクロファイバーを使った製品には、どのようなものがあるのでしょうか? この項で、その一例をご紹介します。

2-1.タオル

マイクロファイバーといえば、タオルのイメージがある方も多いでしょう。高い吸水性と速乾性が特徴ですから、タオルにはもってこいの素材です。フェイスタオルからバスマット、さらにバスタオルまでいろいろな製品に使われています。

2-2.掃除用具

雑巾や、液晶画面やメガネを掃除する布にも、マイクロファイバーが使われています。また、ほこり取りのモップもマイクロファイバー製のものが多いでしょう。マイクロファイバーの原料はポリエステルやナイロンです。ですから、静電気が発生しやすくほこりをよく吸着します。また、液晶画面やメガネを傷つけずにきれいにできたりもするでしょう。

2-3.寝具

柔らかい肌触りと保温性を持つマイクロファイバーは、寝具に最適です。また、ラグのような敷物としても使われています。特に、数年前の冬から大ヒットしている「着る毛布」はほとんどがマイクロファイバー製です。ウールや綿の毛布のように重くないので、はおって移動しても軽くて動きやすいでしょう。さらに、吸水性も高いので汗などの水分もよく吸ってくれます。

2-4.洋服

マイクロファイバーの衣類といえば、真っ先にフリースが思い浮かぶという方も多いでしょう。マイクロファイバーのフリースは軽くて温かいので、冬の防寒着の定番になっています。また、速乾性と吸収性が高いので、肌着にも最適です。冬のヒートテック下着はほとんどがマイクロファイバー製になっています。

フリースもマイクロファイバーなんですね。
はい。軽くて暖かいので防寒具としては最適です。

3.マイクロファイバーのメリット・デメリットは?

マイクロファイバーのメリット、デメリット

マイクロファイバーにはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか? この項で詳しくご紹介していきます。

3-1.マイクロファイバーのメリット

前述したように、マイクロファイバーは高い吸水性と速乾性があります。天然繊維で吸水性が高いもの、といえば木綿の繊維です。しかし、木綿の繊維は厚くなるほど乾きにくいでしょう。特に、冬はなかなか湿り気が取れない、というケースも少なくありません。

一方、マイクロファイバーは軽く絞って乾かしておくだけで、数時間後にはからからになっています。ですから、冬の洗濯も問題ありません。さらに、木綿と同じくらいの吸水性があるので、肌着や掃除用具など幅広い用途があります。また、軽くて温かいので防寒着や冬の寝具にも大活躍しているのです。

3-2.マイクロファイバーのデメリット

しかし、マイクロファイバーにも弱点はあります。マイクロファイバーは非常に細かい繊維でできているうえ、繊維の一本一本がとがっているのです。ですから、柔らかいものを拭くとかえって傷つけてしまいます。メガネなどの固いものを拭くには適しているのですが、肌のような柔らかいものを拭くには注意が必要です。特に、赤ちゃんや子どもの皮膚は、大人の半分の薄さしかありません。フワフワしているから、とマイクロファイバー製のバスタオルでごしごしとこすると、肌が真っ赤になってしまうこともあります。

また、マイクロファイバーは、その繊維の細さもデメリットになるのです。繊維は、細いほど弱いため、何度も洗濯をするとすぐにダメになってしまいます。ですから、肌着など毎日洗濯するものは、どうしてもいたんでしまうでしょう。

また、マイクロファイバーの製品の中には、すぐに繊維が抜けるものがあります。細い繊維ですから、床に落ちずに空中を漂っていることも多く、気になるという方もいるでしょう。さらに、マイクロファイバーの原料はナイロンやポリエステルです。ですから、熱に弱く乾燥機にかけたら縮んだり穴があいたりしてしまった、という例も報告されています。さらに、マイクロファイバー製の衣類を着て火のそばにたっていたところ、繊維に火が燃え移ってやけどをしたという事例もあるのです。

メリット・デメリットをよく知って使い道を考えるべきなんですね。
はい。肌に直接触れるものには適していません。

4.マイクロファイバーを長持ちさせるためには?

マイクロファイバーを長持ちさせる

マイクロファイバーを使った製品は手ごろな値段ですが、木綿製品のようにガンガン洗濯すれば、すぐにいたんでしまいます。ですから、マイクロファイバー製の製品だけネットに入れて、洗濯機のソフトモードで洗いましょう。タオルなどは手洗いでも大丈夫ですが、力をこめて洗濯するのではなく、優しくもむように洗ってください。そうすれば、長持ちしやすいです。

また、冬場でも乾燥機の使用は控えましょう。速乾性がありますから、風通しのよいところに干しておけばすぐに乾きます。アイロンかけもやめておきましょう。毛布などの大物も、家で洗って陰干しにするとよいですね。コインランドリーを利用する場合は洗濯だけを行い、家で干しておいてください。

また、掃除用具はほこりが絡みやすいですから、使うたびにこまめな掃除用具の掃除が必要です。

洗濯はネットに入れて行えばいいんですね。
はい。それに加えてソフトモードで洗いましょう。

おわりに

マイクロファイバーの特徴や、メリットデメリットを ご紹介しました。

今回はマイクロファイバーの特徴や、メリット・デメリットをご紹介しました。バスタオルに使われることも多いですが、子どもや赤ちゃんの肌を拭くならば、木綿のバスタオルの方がよいでしょう。

また、マイクロファイバーは繊維が細い分、雑菌などが絡まって取れにくくもあります。ですから、「洗うと生地がいたむから」という理由で洗わないでおくと、臭いが発生することもあるでしょう。それを防ぐためには、衣類用の消臭、滅菌スプレーを利用してください。

マイクロファイバーを使った製品は手ごろな値段です。ですから、ある程度使ったら捨てるもの、という感覚で使ってもよいでしょう。特に、掃除用具に雑菌が繁殖してしまえば、掃除用具としての意味をなさなくなります。臭いが出たり洗ってもぬめりが取れなかったりするようでしたら寿命だと思いましょう。


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